研究室紹介

分子医化研究室

わたしたちの教室のスタッフと大学院生メンバーは、下に述べるような範囲の個別プロジェクトの研究に参加しています。わたしたちの研究の最終ゴールは、細胞外マトリックス(ECM)が細胞の分化と組織の形態形成を支配するプロセスの分子機構を理解し、疾患との関わりを明らかにすることです。

ECM遺伝子の機能とその制御の理解を深めるために、わたしたちは細胞生物学および分子生物学的なテクニックを駆使しています。具体的には、ペプチドやモノクローナル抗体を利用したりトランスジェニックマウスを応用したりすることで、培養細胞や実験動物における発達段階での解析や動物モデルでの解析を行っています。

わたしたちの研究の主要な目標分子のうちの1つは、基底膜の構成成分であるIV型コラーゲンやラミニンです。我々はIV型コラーゲンの染色体上の位置決定や、双方向性プロモーターの解析を行い、いろいろな基底膜におけるIV型コラーゲンの解析を報告してきました。さらに、IV型コラーゲンの突然変異の結果おきる病気であるAlport症候群に随伴するleiomyomatosisや、同じくIV型コラーゲンの突然変異の結果おきる自己免疫性疾患の一種であるグッドパスチャー症候群などでみられる、いくつかの遺伝的な障害を特定しました。

また、最近では、我々は神経前駆細胞、ニッチェ、グリアリミタンス、血液脳関門、中枢神経系のシナプス可塑性のために重要な役割を持つ遺伝子を解析することに取り組んでいます。いくつかの同定された遺伝子についての解析が進行中です。また、プロテオグリカンとその関連分子、リンクプロテインに関する研究も進んでいます。最後に、後述するような、心筋梗塞の組織再構築に関わるECM分子や、ECM分解酵素に関わる研究が行われています。

色々な人たちがわたしたちの研究室に集まり、多様な研究テーマにそれぞれのアプローチで取り組んでいます。毎年、多くの日本人・外国人研究者がラボを訪れており、国際交流も盛んです。研究だけではなく、毎年百間川で開かれるレガッタに参加したり、渋川海岸でのバーベキューパーティーや大山旅行に行ったりと、研究以外のアクティビティも盛んです。

わたしたちの研究室に興味がある方は、是非連絡先に問い合わせてください。